Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

健康保険のこと~その2~

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

つづいて、complementary保険の話、、、

basic保険でカバーされない保障、例えば、

・ 救急車で運ばれた際の輸送費の一部

・ 特定の薬

・ マッサージやセラピーの施術費

などが対象となります

basic保険は、たとえ家族であっても、ひとりひとり個別に加入するスタイルしかありませんが、complementary保険は、カップルやファミリーパックがあります

また、basic保険は1年ごとに契約更新しますが、complementary保険は3年~5年(保険会社によって異なる)の契約期間となるため、もし、basic保険の会社を乗り換えた場合、complementary保険はその契約期間中は持ち運ぶ必要があります

その1の記事でお伝えしたとおり、こどもは医療費請求手続きを簡素化するために、basic保険とcomplementary保険ともに、同じ会社にまとめて加入することを勧められ、サービス重視でその保険会社のファミリーパックに加入しました

 

ただ実際、息子はcomplementary保険に加入できなかったのです。。。

 

basic保険は加入義務があって、保険会社はどんな人でも引き受けなければならないので、申込書は名前や住所などの基本情報を書くだけでした

申込書はもちろんフランス語なので、コーディネーターにフランス語で書いてもらいました笑

一方、complementary保険は任意保険なので、保険会社がその人を引き受けるか引き受けないかは、その会社の判断です

日本で生命保険や医療保険に加入するときの申込書(告知書)と同じ

「最近3ヶ月以内に、医師の診察、検査、治療、投薬を受けたことがありますか」

「過去5年以内に、病気やケガで手術を受けたことがありますか」

みたいな質問表があって、事実を偽りなく記入することを求められます

息子は知的遅れを伴う自閉症、睡眠障害もあるため、毎晩、薬を服用します

そのため、質問表にあるほとんどの項目に「はい」へチェックが入ります

コーディネーターが、息子の加入できる保険がないか、最後の最後まで調べてくれましたが、結果は厳しいものでした

息子は、小児科だけでなく、児童精神科も受診するので、病院にかかる頻度は家族の中で一番高く、これまで睡眠障害のために日本で処方されていた薬が、basic保険で保障される薬なのかそうでないのかは、まだ分かりませんが、これが保障対象外の薬だとすれば、全額自己負担、、、

日本で今の薬に落ち着くまで、薬に対する考え方(基本、薬は必要のないもの、特に発達段階の子どもに、大人の治験で一定の効果が確認された薬を与えることは避けたいと思っており、それは今も変わりません)が合う医療機関を見つけるところから、1年近く試行錯誤しながら、親子ともに苦しい日々が続きました

今から他の薬に切り替えることも怖いですし、ましてや異国の地で、、、はっきり言って自信がありません

しばらくは日本で処方してもらった薬があるので、それがなくなったところで児童精神科を受診するつもりですが、保険適用も含めて不安が募ります

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ここで疑問だったのは、障がい者は皆、任意加入のcomplementary保険には加入できないのかということです

コーディネーターによると、スイスではお腹にいるときから赤ちゃんに保険をかけるらしく、万が一、先天的に障がいがあっても、あるいは事故等で後天的に障がい者となっても、すでにcomplementray保険に入っているので、対象外になることはないというのです

なるほど、と思えばそうなのですが、これはスイス人でなければできないこと

後から来た外国人にはそんなことできないわけで、、、「ソトモノ」への厳しさを感じました

この仕組みって、障がいのある外国人は、スイス人や「普通」の外国人のようには暮らせないってことなのでしょうか。。。

 

心底がっかりした一日でしたが、もう少し勉強してみようと思います

 

保険料を節約する方法があったので、その3でお伝えします