Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

娘のこと〜後編〜

思い返すと、これまで娘から息子の障がいについて直接聞かれたことがありません

娘からすると、生まれたときから兄として息子がそばにいて、自分との違いを間近で感じながら、とりわけ自分より体が大きいのに会話ができないことをどうしてだろうと、何度か考えてきたと思います、今も考えているかもしれません

息子が大好きな電車に乗って、車内で飛び跳ねたりすれば、乗客の冷ややかな視線や嫌悪する表情をダイレクトに感じることもありましたし、保育園の同級生から息子のことについて「どうしてお話できないの?病気なの?」と聞かれたと話してくれたこともありました

保育園と学童保育クラブにふたりを迎えに行ったある日、他の子どもから同じ質問を私が直接受けたこともあります

「病気ではないよ」と答えますが、この質問に対する模範回答は今も模索中です。。。

次の世代の子どもたちが、障がいについて偏見や差別の心だけは持たないでもらえるように、どう説明したら最も伝わるのだろうと考えているのですが、適切な答えが見つからないままでいます

偏見や差別の心を持たないでほしいと思うこと自体、私のエゴなのかもしれません。。。

でも、娘には、大人になっても、今と変わらず、障がいのある息子のことを、そして障がいのある人たちのことを、優しく受け止められる人であってほしいと願います

これもまた、親のエゴですね。。。

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話が少し逸れてしまいましたが、我が家はどうしても息子に手がかかります

私の心配事は、たいていの場合、息子が第一です

これまでも、これからも、きっとこのプライオリティは変わらないと思っています

なので、娘なら「なんとかなる、大丈夫だろう、、」と、彼女を後回しにすることも、時には我慢や無理をさせてしまうことも、多くなってしまいがちです

いつも息子の次になってしまう娘について、ある作業療法士の先生に言われたことがあります

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普通に考えたら、親は子より先に死ぬ

お兄ちゃんにはお兄ちゃんの人生、妹さんには妹さんの人生があるから、妹さんにお兄ちゃんのことを託すのは違うけど、

もしもお母さんが、将来「何かあったときには、お兄ちゃんのことよろしくね」と言えるような、兄妹関係を望むなら、お兄ちゃんよりも妹さんの方に意識的に注意を向けるようにね

妹さんに、お父さんとお母さんに大切に育ててもらったという感覚があれば、自分を大切にしてくれたその親が、自分と同じように大事に育てていたお兄ちゃんのことを、自然と大切に思えるようになるから

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これから先、息子と娘の二人にどんな関係を望むかは別として、先生の言葉で意識的に娘に注意を向け、彼女の要望にできるだけ応え、彼女の希望はできる限り叶えてあげたいと思うようになりました

 

2018年9月、夫をスイスへ送り出し、それから年末までの3ヶ月間、都内でフルタイム勤務しながら、子どもふたりを一人で見ていたので、毎日がドタバタすぎて、必死すぎて、どうやりくりしていたのか、正直よく覚えていません笑

今こうして、異国の地で改めて家族4人の生活を始め、私自身は専業主婦になり、日本にいた時よりも時間的な余裕ができるのかと思っていましたが、実際はそんなことはなく、置かれている状況や環境が余りにも違いすぎて、新生活が軌道に乗るまでにはまだ時間が必要です

けれども、私たちが選択した時間と場所を有意義に使って、娘と息子(ときどき夫??笑)のワガママを聞きつつ、私もときどきワガママを言いながら、思う存分楽しく過ごそうと思っています

人生、楽しんだもん勝ちですもの!!

 

スイスでは、娘は義務教育として、学校に通う年齢です

学校での出来事も、またお伝えしていきます