Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

歩行者優先のこと

我が家は車や自転車を持っていないので、スイスでの日常的な移動は、徒歩と公共交通機関です

東京でも同様の生活をしていたので、車のない生活には特に不便を感じていませんが、さすがヨーロッパ、ひとつひとつの敷地が大きいので同じ距離でも長く歩いているような感覚があります

ローザンヌの街を歩いていて感心したことは、信号のない横断歩道を渡ろうとするとき、ドライバーは必ず止まってくれることです

たとえば、横断歩道の前で渡るのか渡らないのかハッキリしないような様子であっても、まぁまぁのスピードで走っているにもかかわらず、ドライバーは止まってくれます

「歩行者が渡らないで立ち止まってるから、行っちゃえ!」なんてことは、この国でありません

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日本でも、歩行者優先については教習所で習いますが、実際に横断歩道を渡ろうとしたときに、歩行者を優先してくれるドライバーは少ないと思います

また歩行者もドライバーが止まってくれるかどうか不安なので、たいてい車が通り過ぎるのを待ってから渡ると思います

でも、スイスでは、ドライバーが止まってくれるかどうか分からないからといって、道路を渡ることを迷う必要はありません

なので、子どもが私より20m先を歩いていて、向こうから車が来ている横断歩道を渡ろうとしても、今までだったら全力で走って「待って!」と叫んでいましたが、この国ではそれも必要なさそうです(もちろん、油断はしませんが。。。)

 

それから、もうひとつ

歩行者はドライバーの親切な行為に対して、手をあげて感謝を示します

ドライバーもハンドルに置いている手を外して、手をあげて応えてくれます

時にはイケメンのスマイル付き笑

 

お互いを思いやる

相手のあたたかい気持ちや行いに対して、感謝の気持ちをジェスチャーや表情で表現する

言葉がなくても、ハートは伝えられます

スイスに来て思うのは、この国の人たちは心に余裕があること

通りすがりの知らない人であっても「Bonjour(ボンジュール)」と挨拶したり、目が合えばウィンクされたり、笑ってくれたり、困っているときには声をかけてくれたり、手を差しのべてくれたり。。。

周囲に注意を向けられる余裕を感じます

日本では、自分自身にほとんどのエネルギーを使い果たし、他の人を気遣うほどの余裕はなく、せかせか、イライラしている人が多かった気がします、特に東京は。。。

だから、見て見ぬフリ、気づかなかったフリをするのかもしれません

ヒトの心の余裕を生み出す、その根源は何なのだろうと思いながら、今日もローザンヌの街へ出かけてきます