Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

娘と同じクラスのママのこと~チェコ人のママ~

私のスイス生活に欠かせなかったママがもう1人います

ある日娘とバスに乗っていたところ、

ママ:息子が娘さんと同じクラスだって言うんだけど、そう?

いきなりそんなことを言われてどうしよう?と緊張が高まりました

私はその時点でまだ娘のクラスメイトたちの顔を全員把握できていない状態だったので、恐る恐る息子さんの方に目を向けると、幸運なことに知っている顔がそこにありました

肌の色が真っ白で髪の色も金髪に近い明るい色なので、覚えていたのだと思います

私 :あ!同じクラスだね!

という出会いがはじまりでした

彼女とはお互いに車を持たないという共通点がありました

「近場であれば自転車で行くの」と話してくれましたが、近場という概念自体が私とは異なり、私がバスで行くようなところも彼女は自転車で行ってしまいます

平日は毎日子供たちが習い事をしているので、その送迎をすべて公共交通機関でやりくりしている姿には脱帽でした

さらに、しばらく経ってから知ったのですが、彼女はオンラインで財布やスマホケースなどの手芸品をカスタムオーダーで受けて、依頼者の希望どおりのデザインやイメージで製作して発送するビジネスを細々と展開していたようで、「どこからそのパワーと時間を捻出しているの?」と思わず尋ねてしまったほどです

「日本的なもの」、「月」というキーワードだけで依頼を受けた案件について、彼女から相談を受けたことがありましたが、ボタン付けすらまともにできない針仕事が大苦手な私はちっともアイディアが浮かばず、インターネット情報に頼らざるを得なかった自分をが情けなく思った日が今となっては良き思い出です

いつ会っても忙しそうなのですが、先生たちとのコミュニケーションが密で学校の動きをよく知っているので、誰かしらに捕まっていることが多く、自転車に跨いだ体勢で時にはフランス語で時には英語で早口で説明している姿が忘れられません(笑)

他の親たちよりも先に彼女に話しかけることは至難の業なのですが、一度だけ立ち話に応じてくれた日がありました

そのときに彼女が教えてくれたことは数え切れませんが、その中でも私が最も驚いたことは、スイスの学校では、例えば母国に一時帰国するので1週間学校を休みたいと思った場合には、学校の許可が必要だということ

許可が下りないケースは滅多にないようですが、1年で1回までと決まっていて、申請自体が手間だと。。。

それでなくてもスイスの学校はホリデーが多いので、その休暇を利用しましょうということなのだと思いますが、日本のようにただ口頭で「休みます」では通用しないことを知りました

それだけ学校は規律的な場であるという考えが根底にあって、毎朝子供たちがその日のクラスを担当する先生と一人一人握手しながら、教室に入って行く姿も大切なルールと習慣の1つなのだと思います

そんな彼女の一家は、この7月末にスイスを離れてしまいました

来年の1月にはご主人の出身国であるニュージーランドに移る決断をしたのですが、それまでの約4ヶ月間をかけてキャンピングカーでヨーロッパ周遊という壮大なスケールの大大大冒険に出ました!!

今頃はどの国にいるのかな〜、きっと彼女のことなのでどこに行っても人に愛され、楽しい時間を満喫していると思います

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とても短い期間でしたが、彼女との別れの日には自然と涙が溢れました

私のスイス生活を支えてくれた、これからも忘れることのない大切な存在です