Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

息子の歯科医のこと~その2~

 

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受付らしき窓口に行くと、男性1人と女性1人が中にいました

「すみません」と声をかけると、男性に「今、取込み中なので少しお待ちください」と言われてしばらく待つことになりました

スイスでは「お待ちください」と言われると、想像以上に長く待たされることがたびたびあります

そして、待つように言った人の動きを観察していると、焦る様子を感じることはなく、取りかかり中の作業が終わる(または目途がつく?)までは途中で辞めることは滅多にありませんし、その間に同僚と楽しく談笑する様子まで目にすることもあります

また、たとえ長く待ったとしても「大変お待たせして、申し訳ございません」という言葉もありません

スーパーのレジでは長蛇の列ができていたとしても、他のレジを開けようとすることは非常にまれです

レジの近くをウロウロする店員やレジ回りで品出しをする店員を見かけますが、、、

まだレジ打ちを任されていない見習い店員だと信じます

日本であれば、来訪者や消費者の対応を何よりも優先しなければならないという風潮が強いと思いますし、それほど待たせなかったとしても、とりあえずお詫びの言葉をかけなければならない雰囲気があるように思います

が、この国ではお客様、患者様などのような上下関係はなく、ほぼ対等の立場が成立していると感じます

冷静に考えてみれば、どちらの立場から見ても相手の存在なくては成り立たないので、対等関係であって然るべきではないかと、、、日本では関係性が不自然とも言えるかもしれません

少し話が反れましたが、待っている間に偶然男性が電話対応する姿を目にしました

会話を聞いているとわが家のように予約日を変更したいという内容の電話を受けていたようでしたが、よくよく見てみると電話回線は2本しかなく、私がかけた電話がなかなか繋がらなかった状況もよく納得できました

しばらく待っていると、女性が問診票を私のもとに持って来てくれました

問診票は当然すべてフランス語で書かれていましたが、以前に比べれば私も多少何を書くべきか分かるようになってきたので、彼女のフランス語による説明を聞きながら、書き進めることができました

総合病院を訪れる際に不安に感じることの2つ目は、時間予約していてもかなり待たされることです

が、およそ10分後には診察室に呼ばれました!

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入室すると、若い女性医師が迎え入れてくれました

医師:はじめまして。英語はあまり得意ではありませんが、ベストを尽くしますね

と言いながらも素晴らしい英語です!

医師:小児科医の先生から、治療の際に麻酔を使用した処置を希望されるとお聞きしていますが、間違いありませんか?

私 :いえ、そのような処置も場合によっては可能ということでこちらに伺いました

と前置きしてから、これまで日本でどのように診察を進めて来たか、またそれを踏まえてここでもなるべくスモールステップで少しずつ慣らしていきたいという希望をお話しました

・ 毎回1つ1つ口の中に入れる器具を増やして行ったこと

・ 恐怖心を植え付けずに、本人の意思で診察に応じられるようになること

・ 口腔内にトラブルがあったとしても、息子本人が不具合を訴えることは難しいため、3~4ヶ月ごとに定期的な健診を希望すること

・ 万が一治療となった場合に、意識がある状態で臨めるのであればそれを第一希望とするが、医師の判断として麻酔を使用した方が息子にとっても医師にとってもより良いということであれば、その判断に従いたい

今後の通院頻度や診療方針にも関わるため、思いの丈は初診時にすべて打ち明けようと思って臨み、それを成し遂げることができました

しかし、賛同してもらえるかどうかは別問題なので、医師が口を開くときを緊張しながら待ちました

この続きは次の記事でお伝えします