Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

息子の新学校との面談のこと〜その2〜

 

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息子が過ごす教室に案内されて、席につくと、まず最初に男性の先生が右手の親指を立てながら、息子のことを「ナイスガイ!よく働き、よく食べる!」と褒めてくれました

「よく食べる」は息子の一番の長所なので、何だかとても嬉しい気持ちになりました

その後は、先生達の出勤日について説明があり、息子を担当する男性の先生は金曜休み、もう1人の女性の先生は月曜休み、この学校の先生方は週休3日制のようです

おそらく娘の学校も同様で、スイスの学校の先生は、コマ単位で働いていると思われます

日本でいうところの非常勤講師のような働き方を私はイメージしています

おそらく、校務分掌の業務もなければ、部活動顧問の業務もなく、もしかしたら職員会議などもないのでは?と想像しています

娘の学校で言えば、子供たちは昼食を取りに一旦家に帰るので、給食指導はありませんし、昼休みに「先生〜」と言いながら職員室に押し寄せる子供たちもいません

自分の教員時代を振り返れば、それこそ口に食べ物を入れて咀嚼しながら、生徒たちの対応に追われたことも数え切れないほどありました、、、今はもう絶対無理です(汗)

この国の先生達は昼休憩として時間がきちんと確保されており、今まさに書きながら閃いた事ですが、この昼の時間に職員会議を開くことも可能かもしれません

このように日本と比べると、随分ゆとりある労働環境だと思いますが、それなりの良いお給料をもらっているはずです

学校の先生は、スイスでハイサラリーの職業として10本の指に入ります

この働き方なら、私もぜひ働きたいと思うくらいです(笑)

私は、校務分掌や諸々の会議に追われて、本来の仕事であり個人の裁量作業となる授業準備がどんどん後回しになり、結果として自分が提供し得る教育の質に自信を持てなくて、葛藤していた時期がありました

ベテランの家庭科の先生が「今、◯◯に関する授業してと言われたら、教科書さえあればすぐにできる」と話しているのを聞いて、羨ましく思ったひよこ時代が懐かしいです

教壇に立つことに注力できるスイスの学校の先生方、教育システムは、目を見張るものがあって、世界有数の教育水準の高さを誇る姿はまさにその証明だと思います

少し話が反れましたが、しばらく学校側からお願いや質問などの話が続きました

まず、前学校から引き継いだ息子の課題集や連絡ノートをそのまま新学校へ渡したのですが、「ここまでの事はできません」とハッキリ言われました

残念でしたが、覚悟していた事でもありました

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前学校ではマンツーマン指導の環境だったので、エデュケーターの女性が毎日息子の写真や取り組んだ課題を大きな連絡ノートに貼り付けて、小さな連絡ノートにその詳しい説明を記してくれていました

それは私にとって、とても大きな安心材料だったことは間違いありません

息子がその日学校で何をしてきたのか、常に明確でした

課題へのアプローチを垣間見ることができて、私自身とても勉強になりました

しかし、新学校は前学校よりもはるかに高い支援を必要とする子供たちがほとんどです

その合間に連絡ノートをササっと書くだけでも大変だろうと、容易に理解できました

その代わり(ではないのかもしれませんが)、二者面談を年3回実施するとのことでした

次に、言語療法(ST)に関する内容に移り、現在言語聴覚士を探している最中とのことでした

セラピスト確保後の話として、前校長から学校見学の際に説明を受けていた事ではありましたが、改めて本来個別指導であるべきSTであるものの、予算の関係でグループ指導で行なっているとのこと

たとえグループ指導でも学校時間内にSTが受けられること自体、私はとてもありがたいと思いました

ただ、息子の場合はフランス語をどこまで理解しているか、それは私にも分かりません

家庭ではオール日本語の環境のため、フランス語の理解度を測る術がない訳なのですが、案の定、新校長からどのような形が望ましいと思いますか?と聞かれました

正直に分かりませんと答えたうえで、日本にいたときから学校や家庭で取り入れていた写真や絵カード、こちらではすべて総合して「ピクトグラム」と表現するようですが、これらの視覚補助教材を併用することが望ましいと思う旨伝えました

早く言語聴覚士が見つかることを心から願うばかりです