Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

わたしのフランス語講座のこと

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

先日の記事で触れたとおり、ついにフランス語講座を受けられることになりました

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EPFL(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)が春と秋の年2回開講する、週1回90分間授業の3ヶ月コースとなっています

実は昨春も申込みましたが、このとき開講されたビギナークラスは全日程で都合が悪く諦めました

スイスの公立校のシステムでは、私がまとまったフリータイムを許されているのは娘が学校に行っている間の午前中のみ(8:25〜11:55)です

移動時間も考慮すると、ローザンヌ中心部まで行って戻ろうとすれば、実質フリータイムは2時間もありません

そのため、フランス語講座を受けようにも、時間と場所がかなりピンポイントでハマらなければ難しいのです

特に昨年度は水曜は学校が休みで、それ以外の曜日の午前中であれば受講可能だったのですが、まさかまさかの水曜午前にクラスが開講されて涙を飲みました(泣)

春に悔しい思いをしたので、今回の秋コースはリベンジでもありました!

EPFLは娘の学校から徒歩で20分もあれば行けるので、場所は申し分ありません

日時は金曜の9:15〜10:45に決まり、娘の送迎時間にも全く支障がありませんでした

EPFLの学生である夫は無料、その関係者の配偶者は若干ディスカウントがありますが、そうは言っても520フラン(約57,000円)の受講料となっています

この分はしっかり学び、すべて吸収するぞー!!と思いました

久々の学生気分にドキドキ、ワクワクしながら、初日に教室に行ってみると7〜8人の少人数クラスで、これは良いクラスに入れてもらえたな〜と喜びを噛みしめました

自己紹介から始まり、私が日本人だと分かると、それ以来何かにつけて日本のこと、日本語の場合はどう?などの質問を投げかけてくる先生に妙に興味をそそられました

あるとき、

先生:フランス語で「あなた」という言葉は、友達や同僚などの親しい間柄で使うTu(トゥ)と先生や上司などの目上の人に対して使うVous(ヴ)の2つしかないけれども、日本語は2つどころじゃないでしょう?

と聞かれて、尊敬語、謙遜語、丁寧語あたりの話をしなければ!と慌てふためいてしまって、結果うまく説明できずに情けない思いをしたことがありました

日本語の事に限らず、日本の事を聞かれても大抵うまく答えられない私です(汗)

どうしてそんなに日本語に関する知識があるのかと疑問に思い、講座中盤、授業後に聞いてみました

すると、大学で2年間日本語を学んだ経験があるとのこと、しかし途中から古文や漢文にシフトする中で徐々に興味を失っていき、真剣に向き合わずに終わってしまったという話を打ち明けてくれました

それでも、日本人と出会うと、今でも覚えている日本語で挨拶したくなるそうで、「おはようございます」「がんばって」「また来週」などと声をかけてくれます

大好きな日本食は「うどん」という、とてもチャーミングな先生です

実際の授業では、アルファベットの発音から、挨拶、数、天気、時間、家族、道案内、レストランでの注文方法などを学び、ケーススタディ形式が主でした

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授業内で日本から持参した書籍やDuolingo(アプリ)で習った表現を使ってみると、

先生:うーん、その言い方は丁寧すぎて、実用的ではないなー

と適宜訂正してくれ、生きた言葉やニュアンスの違いを説明してもらえる事は、まさに先生がいてくれるからこそ実現するので、本当にありがたいと思いました

自己紹介文を作文して、それを暗記してビデオ録画する機会もありましたし、筆記テストもありました

この歳にして、なかなか刺激的な授業だったと思います(笑)

また、週1回の授業とは別に、専用コンピューターで週90分間自習することが、正式な修了条件となっており、せっかくなので使えるツールはすべて使うべし精神で、結果的にこのコース期間中は週3回センターに通いました

そして、めでたく修了証明書を受領することができました!!

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ここでは、英語だけでは快適な暮らしはできません

何か行動しようとすると、後ろめたい気持ちや見捨てられるような気持ちに見舞われて、そのたびに落ち込んですり減るのです

郷は郷に従え、この諺が常に頭をグルグル回っています

かと言って、私は独学に限界を感じました

私が感じた難しさは、時間を作ること、モチベーションを保つこと

良い意味で強制的にクラスに身を置いて、その時間はフランス語と向き合う時間と決めた方が私には合っている気がしました

そのため、この3ヶ月は生活の重きをフランス語学習に置いて、真摯にフランス語に取り組んでみようと決心しました

クラスに行けば、好きな先生がいて、同じ目標を持つクラスメイト達がいて、授業中はワイワイ、とても楽しく過ごす事ができました

でも、一旦クラスを離れると、またフランス語に葛藤する日常

授業で覚えたフランス語の単語を使って、電話でアポをお願いしようとするも、

"Je ne comprends pas."(ジュ・ヌ・コンプロン・パ、「理解できません」という意味です)と言われてしまうと、やはり凹みます

それでも、以前よりはリスニング力が少し身に付いて、相手の言っている事が分かることも増えました

フランス語講座を受けて確かな進歩はありました

でも、私が目指すところ(学校の先生やママ達と日常会話が可能なレベル)までは程遠いのです

何事も早い結果を求める、昔からせっかちな私ですが、フランス語の先生がいつも言ってくれた言葉、

「今はトレーニングと辛抱、あるとき途端にできるようになるから、それまでは我慢」

その言葉を励みに、2020年1月末から2月初旬の集中講座(平日5日間、1日2時間半授業の2週間コース)も申込みましたが、残念ながら入れてもらえず、、、今は別手法で取り組んでいます

またこの話は別の記事でお伝えします