Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

わたしも感じる何か足りない、この生活のこと

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

台湾人ママが口にした言葉

"Something is missing in this life here."

「ここでの生活は何か足りない」

彼女の気持ちに100%共感する自分がいました

おそらく、今の生活には夢中になれる事がない

それが、足りないと感じる「何か」ではないかと私は思っています

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日本を発つ、ほんの2ヶ月前に思い立って始めたサーフィン

以前から興味がなかったわけではありません

海に行けば、サーファー達を観察する事が好きでした

上手な人を見ると、「あんな風に波乗りできたら気持ち良いだろうな〜」と憧れましたが、自分にはできる気がしなくていつも見るだけで終わっていました

が、夫が一人スイスに発ってから、彼の夢のために私ばかり我慢と犠牲を払っている気がして、私も自分が好きなようにしようと思った事がきっかけでした

いざ飛び込んでみると、どんどんハマっていく自分がいました

どうしたら上手く、カッコ良く波に乗れるか、頭の中はそればかり

「陸の上で出来ないことは海の上では出来ない」という言葉を鵜呑みにして、自宅の床で練習した事もありましたし、鏡の前でポーズをチェックした事もありました(笑)

サーフィンに行く日が決まると、ワクワク、ドキドキしすぎて、前の晩は眠れなくなるほどでした

まさに運動会や遠足の前夜のような、子供時代にタイムスリップする感じです

当日ウェットスーツに腕を通しながら、今日はどんな波が待っているだろう、どの波と一体になれるだろう、自力で乗れる波は何本あるだろうなどとあれやこれや考え始め、板を持って海に向かう道中もウキウキが止まりません

海に入ると浸かっているだけで、大自然が自分を受け止めてくれる感覚がして、悩みやネガティブな感情が浄化されていく気がしました

波を待ちながら海に癒されつつも、その間自分のスキル的に乗れそうな波を見極め、あれだ!と決めてからの集中力やドキドキは、頭から足先まで電気が走る感覚です

そして波に板を押してもらい、勢いが付いたところで板の上に立ち、波と一体化して岸まで向かう時間は、何もかも忘れてしまうほど、たまらなく格別なひとときなのです

岸に着くと、もう一度あの感覚を味わいたいという一心で、大変な思いと労力をかけてまた沖に出ての繰返し、、、これがクセになってしまったのでした

2ヶ月ではそれほど上達はありませんでしたが、サーフィンがあるおかげで、日々の生活を、子育てを、仕事を、日本生活の清算を、スイス生活の準備を、何事も頑張ることができました

何か1つでも夢中になれるものがあれば、それが軸となって自分を支えてくれる

すると、それ以外の場所でも気力を落とすことなく、ポジティブに向き合うことができる

大きな気付きとなりました

スイスに海がない事は当然分かっていました

そのため、サーフィンはしばらくお預けとなる事もよく分かっていました

が、ここで新たに夢中になれる事を、生活のハリとなる事を探そうと思いながら過ごしてきましたが、、、今もそれが見つかりません

このブログを書いているまさに今も模索中です

何かが欠けていると感じながら、変わり映えしない日常をただこなす生活、家族の誰かのために時間とエネルギーを費やすばかりの生活は、つい我慢、犠牲と捉えがちになります

ないものに目を向けてもキリがない事は痛いほど分かっているつもりです

新しい場所や他のヨーロッパ諸国に足を運んで見聞を重ねたり、ここの生活にあるものに感謝したり、幸せを感じたりできる自分でありたいと願い、努力し続けているところです