Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

ソーシャルワーカーとの出会いのこと〜その4〜

 

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家庭訪問日の調整に関して連絡が来ないことについては、その場で電話をかけてくれましたが、やはり留守番電話

後日担当者への直通電話に限らず、場合によっては代表電話にも連絡して状況を確認してくれることになりました

一刻も早く連絡が来ることを祈るばかりです

続いて、スイミングレッスンの送迎問題に話は移りました

彼からの提案は、学校からプールまでタクシーを利用することでした

タクシーと言っても一般的なタクシーとは違い、ドライバーが車外も本人に付き添い、適切な人に引き渡すところまで請け負うサービスを提供するタクシー会社があるとのこと、さらにきちんとプロセスを踏む事で割引料金で利用可能ということも分かりました

自宅の環境(段差があるか等)を確認したうえで、息子のアセスメントを行い、このタクシーサービスを利用できるように手続きを進めてくれるとの事で、また日を改めることになりました

学校からプールの区間で利用するにも関わらず、環境確認は自宅で構わないという、とてもゆるーい感じはスイスらしいと思いました(笑)

一方で、たとえタクシーを利用できるようになったとしても、娘同伴で息子に付添うことに不安がありました

移動も然り、レッスン中の過ごし方も然り、娘が退屈するのではないかと

その点についても、ソーシャルワーカーはPhare(ファー)という日本で言えば移動支援のヘルパーをお願いしてみてはどうかと提案してくれたのです

以前の記事で触れたように、新年度になって朝の子供たちの送出しに不都合を感じていたので、万が一の場合に備えて、ヘルパーさんを探しておきたいとちょうど私も思っていたところでした

Phareが今後さまざまな場面で助けになってくれる気がして、明るい兆しが見えました

その後、完全にこんがらがっていたUATの話になった頃には、ソーシャルワーカーはかなり疲れているように見えました

と言うのも、彼はここまで英語にとても葛藤していたのです

適切な英単語が思い付かなければ、フランス語の単語を口にする事もありました

それで私が理解できればOKです

フランス語と英語は約60%の割合で語彙を共有していると言われています

問題は、発音が違うことですが、フランス語の勉強を進める中で、音を聞いて単語の綴りを想像できる時がたま〜にあります

少しでも勉強している甲斐があると思う瞬間です

が、やはり理解できないケースの方が多いので、彼はグーグル翻訳で言葉を調べながら、話を進めてくれる場面もありました

どこの国でも制度は複雑です

日本であっても、ちゃんと理解しようと思ったらとても大変です

それを自らの母国語ではない言葉で説明する大変さは、十分理解できました

私自身も込み入った話になると、英語ではストレスを感じる事がよくあるので、彼の葛藤は痛いほど分かりましたし、それでも必死に説明しようと妥協せずに向き合ってくれた姿に、私はただただ感動していました

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SESAFから送られたUAT施設の利用許可書を見せながら、

・ たったの2ヶ月間しか許可が下りなかったこと

・ この日時点でもう既に期限が切れているので、延長したいこと

・ 一度、SESAFに延長を希望する旨メール連絡したが、何も音沙汰がないこと

を伝えました

すると、彼は書類をじーっと見ながらこう言いました

男性:これはおそらく単なる入力ミスだと思います。本来は2020年のところ、2019年と打ってしまっただけだと思われますので、気にする必要はありません。念のため、確認だけしてみますが、、、

全く信じられませんでした

自分で解決すべく、私なりに最大限努力したつもりでした

SESAF宛のメールには、その期限切れの利用許可書の画像を添付して、本文にもその旨記載して送りました

ただの間違いだったのであれば、間違いは間違いで構いません

わざわざそれを咎めたりはしません

でも、正しい内容のものを改めて送り直すべきではないかと思うのです

100歩譲って「2019年を2020年と読み替えて構わない」という趣旨をメールでもいいので、伝えてくれてもいいのではないかと思えて仕方ありませんでした

もし日本だったら、こんな事は絶対にあり得ません

デイ事業所は必ず受給者証(ここで言う利用許可書のようなもの)を確認するので、家庭として有効期限内の書類を所有している必要があります

が、この国ではそれほど利用許可書が重要視されていないのか、、、

私はSESAFの明らかな怠慢としか思えず、全く納得がいきませんでした