Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

待ち焦がれた児童精神科医との面談のこと

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

2019年2月に自閉症専門の児童精神科医に面談希望を打診し、長ーいウェイティングリストに名前を入れてもらってから、ようやく8月に順番が回ってきて、10月に面談が実現しました

面談当日、息子は学校を休ませて一緒に行きました

いつになく息子は落ち着いていて、大きな声を出すことなく医師が待つオフィスにたどり着くことができました

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ここでは、精神科医のカウンセリングのみならず、OT(作業療法)やST(言語療法)などのセラピーも行われているので、魅力的な玩具で溢れていました

息子はその中から惹かれたおもちゃを手に取り、面談室へ

入室するなり、靴と靴下を脱いで床にあぐらをかいて座り、静かに遊び始めました

息子はいつも、面談中の間はずっと静かに待っていてくれます

そのため、私は安心して会話に集中することができます

昔から息子の相談をしによく出かけているので、息子も慣れているのかもしれません

一方、娘は全くお構いなしに会話に割って入るので、中断されるばかりでそれだけで疲れてしまいます

なので、今日は娘を連れて来る必要がないように、平日の午前中という日時を決めたのでした

現われた児童精神科医は背が高く、大ベテランの風格が漂う50代前後の女性医師でした

彼女の流暢な英語のトーンや話し方が妙に心地よく、何でだろう?と考えていると、それもそのはず!なんとオーストラリア人でした

私が幼少期に過ごしたオーストラリアの英語は、やはり何となく落ち着く気がするのです

まずは、いつから、どのような経緯でスイスに来たのか、と話は始まりました

夫の大学院留学に伴って2019年1月から来たこと、今後の展望や見通しを伝えたその後は、息子の学校のこと(昨年度と今年度で学校が変わったことも含む)、学校以外で彼を取り巻く環境について聞かれました

驚くべきことに、彼女は各支援学校の雰囲気、スタッフ、さらには通っている子供たちのメンバーまでよく知っていました

「きっと、今は◯◯や◇◇と同じクラスではないかな?」と言って、息子にいくつか名前を投げかけていましたが、息子は無反応で遊びに夢中でした(笑)

この医師の存在力と影響力が、ローザンヌ地域でどれだけ大きいかは容易に理解できました

事実として、自閉症専門の児童精神科医は、本地域でこの医師だけだと後から知ることになるのですが、、、

私は、英語を話す医師と限定すると彼女に絞られてしまうだけだと思っていたのですが、現実は自閉症専門医が彼女ひとりだけ。。。

どの家庭も彼女に会いたくて殺到するので、長いウェイティングリストが存在する訳です

彼女の多忙ぶりは一目瞭然でした

デスク一面に貼られた、たくさんの付箋、、、こんなに大量のポストイットは今まで見た事がありません

この中からどのように優先順位をつけて、対応していくのだろうかと想像したら、思わずため息が出ました

あまりにも忙しすぎる医師に、不安を覚えた瞬間だったのです