Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

息子の学校、看護師との面談のこと〜その2〜

 

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恐る恐る電話をかけてみると、すぐに英語に切り替えてくれた看護師

ありがたい限りです♡

面談の日程が決まると、彼女から通訳者を介したいとの申し出がありました

以前、日仏通訳の方が所属する団体の連絡先を聞いていたので、そこに連絡してみることにしました

遅かれ早かれいずれ通訳の方にお世話になる日がやって来ると思っていたので、一度自分から連絡してみる機会ができて良かったと思いました

すると、依頼者が費用の請求先となると言われました

つまり、今回私が依頼すれば、私が費用を負担することになるわけです

学校で保護者面談を行う場合、その保護者に言葉の不安があるときには、学校の義務として通訳を手配する必要があると聞きました

そのため、再び看護師に連絡して、通訳を手配してもらうようにお願いしてみると、快く引き受けてくれました

面談日が迫っていたこともあって、日仏通訳ではなく英仏通訳となる可能性もありましたが、当日面談室に入って、その場で待っていてくれたのは日仏通訳の方でした

初めて通訳の方を介する面談に、私はワクワク半分、ドキドキ半分でした

看護師と軽く挨拶を交わし、まずは、彼女のシフトについて、そして法人が実施している医療サポートについて、説明してくれました

看護師が息子の学校に来ている日は金曜の午前中のみ、それ以外は同法人が持つ他の学校に行ったり、法人の事務所で勤務しているとのことでした

全生徒数16名という小さな学校なので、看護師が常駐する必要がないのだろうと理解しました

彼女が学校にいない時間に、子供たちにケガ等があった場合には、現場の先生たちと看護師で連携して処置にあたるとのことでした

また、今回の季節性インフルエンザの予防接種に限らず、年1回の歯科検診、他の予防接種についても学校で受けられるようにしているとの話がありました

今後は、B型肝炎、子宮頸がんワクチンについても、希望すれば学校で接種可能とのこと

それを聞いて私は驚きました

スイスでは、子宮頸がんワクチンが女子だけでなく男子にも推奨されているのです

男子には子宮がないのに不思議です

またもや悩みの種が増えたわけですが、、、看護師としては、何を受けるか何を受けないかは、すべて各家庭に任せるというスタンスでした

あくまでも法人としては家庭の財政的事情に関わらず、誰でも平等に権利を与えられるべきだという考えのもと、その機会を提供しているとのこと

その考え方は、とても素敵だと思いました

そして、話を聞きながら、季節性インフルエンザワクチンは、私も同伴して学校で受けてみたいという意思をその場で伝えて、日程調整してもらうことになりました

この件及び他のワクチンに関する私の考えは、また別の記事でお伝えします

その後は、息子を妊娠したときからこれまでの発達過程について、簡単に説明してほしいと求められました

息子と歩んできた過程は、そんな簡単に済む話ではないのですが、、、

・ 前駆陣痛が5日間続き、私の体力消耗のため、陣痛促進剤を使用したこと

・ 最後は吸引分娩となったこと

・ 1歳までは標準的な発達過程を辿っていると私は思っていた、ただしハイハイ時期は非常に短期間だったこと(ハイハイを嫌いすぐにつかまり立ちに移行したのは、先日の記事でも触れた感覚過敏によるものだと言われています)

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・ 1歳以降も発語が進まず、1歳半健診、2歳健診で要注意と指摘されていたものの、3歳までは様子を見たいという希望があり、今思えば安易に考えていたこと(この頃から母子手帳に「いいえ」が増えていきました)

・ 3歳になり、家庭として生活上の支障(隣人トラブル)が発生したこと、保育園からも発達検査等の勧めがあったことから、都内居住区内の療育センターで発達検査を受け、そこから療育開始となったこと(共働きのため、毎回通えなかったことは事実です)

・ 最寄りの総合病院で聴力検査、血液検査、MRI、脳波検査を行ない、すべてにおいて異常は見当たらなかったものの、小児神経科医から行動傾向が自閉的だと言われたこと

・ 4歳頃には早朝覚醒(朝の4時頃目覚める)が始まり、やがて中途覚醒(夜中の1〜2時頃目覚め、2時間ほど起きてから、明け方の4時〜5時頃また眠る)に移行したこと

・ 4歳半頃(娘を出産後)、赤ちゃん返りも重なったからか、息子の睡眠リズムはさらに崩れ、家では常に大きな奇声を上げ、精神状態も不安定、娘を授乳する傍らほとんど睡眠をとれない状態に私が限界を感じ、ようやく投薬を開始したこと

・ それ以降、息子に合う薬と量が見つかるまで、半年以上かかったこと

と続きました

ここまでのかなり複雑な内容を、すべて日本語からフランス語に変換してくださる通訳の方には脱帽でした

通訳の方は、私が話したとおり一語一句フランス語に変換して伝えてくれました

彼女が要約して相手に伝える場面は、一度もありませんでした

これまで、私は英語で伝えるにも無理がありました

小児科医にも児童精神科医にも、当然これらの経緯を話す必要があったわけですが、、、この日ほど気持ちよくちゃんと伝わっている!と実感できた日はありませんでした

その後は、娘との兄妹関係のこと、本人に痛みがある場合の訴え方について質問があり、私は鎮痛剤の服用や軟膏塗布などの判断はすべて現場(学校)に任せますと伝えました

また、今回初めて学校の看護師と面談が実現したことについて感謝を述べました

それを聞いてこの日一番の笑顔が弾けた看護師は、とてもホッとした様子でした

私も彼女と全く同じ気持ちでした

息子に関わる人たちが、同じ方向を向いていること

私にとって、とても大切なポイントです

息子にとっても、安心や信頼の基盤となると信じています