Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

新型コロナウィルスの猛威のこと

今朝起きると、あまりにもショッキングなニュース

闘病されていた志村けんさんが、ご逝去されたと知りました

ずっと重篤な状態が続いていることは、認識していました

でもまさかこんなことになるとは思ってもいませんでした

きっと回復されて、また元気な姿をテレビで見られるだろうと

私はそう思っていたのです

今、日本は第2波の到来、緊急事態宣言を出すかどうかの瀬戸際と言われていますね

もうまもなく緊急事態宣言が出るだろうと思います

むしろ、早く出す必要があるだろう、その方が企業等が強制力を持った決断ができるのではないかと個人的に思います

海外の話題としていつも挙がるのは、イタリア、スペイン、フランスですが、スイスも同じように深刻な状況です

およそ1ヶ月前には、こんな事態になるとは到底思っていませんでした

スイスで初めて感染者が報告された日は、2月25日でした

この少し前に、イタリアのミラノで感染者数が増え始め、ミラノ⇄ローザンヌ間で鉄道が走っていることから、ウィルスの脅威はすぐそこまで迫っていると恐怖を覚えました

そして、案の定イタリアに近いイタリア語圏のティチーノ州で、初感染者が出ました

数日前にミラノで開催されたイベントに参加していたとのことでした

2月27日 感染者4人(※1)  

※1  以下、スイス連邦内務省保健局発表及び在スイス日本大使館報告の数です、土日はありません

2月28日 15人(前日比+11人) 

政府は、スイス国内における1,000人以上の大規模イベント禁止措置を発表し、各州において新型コロナウィルスに関するホームページが開設されました

3月  2日 24人

3月  3日 37人(前日比+13人)

3月  4日 58人(前日比+21人)

3月  5日 87人(前日比+29人) 

初めて、死亡者が出ました

3月  6日 181人(前日比+94人)

3月  9日 311人

日本外務省が、スイス全土に対して、感染者危険情報をレベル1「十分注意してください」を発出しました

3月10日 475人(前日比+164人)、3人死亡

3月11日  612人(前日比+137人)

3月12日  814人(前日比+202人)、6人死亡

3月13日 1,007人(前日比+193人)、7人死亡

政府は、スイス全土で100人以上のイベント禁止措置、学校閉鎖、飲食店等は収容人数50人までに制限、イタリア国境管理開始を発表、その後各州が方針を決めて即日発表したことは以前の記事のとおりです

 

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3月16日 1,680人、18人死亡

大統領が感染症法に基づき、緊急事態を宣言しました

政府は、スーパーや薬局等を除く全店舗を閉鎖、ドイツ、フランス、オーストリアとの国境管理を開始すると発表しました

 

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日本外務省が、スイス全土に対して、感染者危険情報をレベル2「不要不急の渡航は止めてください」を発出しました(すでにレベル2だったティチーノ州は、レベル3になりました)

3月17日 2,269人、19人死亡

3月18日 2,772人(前日比+503人)、21人死亡(前日比+2人)

3月19日 3,484人(前日比+712人)、33人死亡(前日比+12人)

3月20日 4,176人(前日比+692人)、43人死亡(前日比+10人)

政府は、さらに強い行動制限を発表しました(違反した場合に罰金を科すこと等)

 

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3月23日 8,060人、66人死亡(※2)

※2  この日から感染者数や死亡者数は、スイスだけでなくリヒテンシュタインのケースも含めて報告されるようになりました

日本外務省が、スイス全土に対して、感染者危険情報をレベル3「渡航は止めてください」を発出しました

3月24日 8,836人(前日比+776人)、86人死亡(前日比+20人)

3月25日 9,765人(前日比+929人)、103人死亡(前日比+17人)

3月26日 10,714人(前日比+1,002人(※3))、161人死亡(前日比+58人)

3月27日  12,161人(前日比+1,390人(※3))、197人死亡(前日比+36人)

※3  計算が合いませんが、保健庁発表どおりの数とされています

 

今日3月30日で、学校閉鎖、多くの企業が在宅勤務対応となってから2週間が経ちます

人と人との接触を最小限に抑えてから、2週間が経つというのに、上記データからも分かるように、日ごとにあり得ないペースでどんどん増え続け、まだピークを超えたとは言えません

スイスで初感染者が出てから、たった1ヶ月の間で、こんなにも感染が拡大してしまうとは想像にも及びませんでした

人同士の関わりを減らせば、すぐにその効果が現われると思っていましたが、現実はそうではありませんでした

2週間ではまだ足りないのです

認識が甘すぎたと反省すると同時に、今、自分ができることをやらなければならないと思いました

3月16日から始まった、今の生活

1週目は、極度の不眠状態が続きました

少し前から体調を崩していた(娘から移りました)こともあって、外へ散歩に出る元気がなく、1日中家で過ごす日もありました

家ですることと言えば、スマホでコロナ関係のニュース追跡です

ヨーロッパで感染者数と死亡者数が爆発的に増えていく状態、各国の刻一刻と厳格化していく対応、今後の見通しなど、あらゆるニュースを探しては隈なく読み漁りました

しかし、その行為はただ不安を積み上げるだけでした

また、毎日娘の担任から、その日の家庭学習内容がメールまたはWhatsAppで送られ、それを理解すること、そして娘と取り組むこと、どちらも私には大きな難題でした

さらに追い討ちをかけたことは、他のクラスメイトの作品を"Bravo"(「ブラボー」、称賛に使う言葉です)という言葉と共に、各家庭にシェアする担任

それを見るたびに、自分が親としての責任を果たしていない気がして、焦りとストレスを感じて苦しさが増しました

22時前に子供たちと布団に入っても、深夜遅くまで寝つくことができず、1時、2時と少しずつ後ろ倒しとなり、明け方5時まで眠れなかった日はさすがに引きました

当然、朝もなかなか起きられないので、生活リズムがどんどん崩れ始めたのです

すると、身体も心もきつく、負のループに入り込んでしまった自分にさらに嫌気がさしました

何とか断ち切りたいと思い、ふと"Feel Better, Live More"というPodcastを配信しているイギリス人内科医が、コロナウィルス特別編として不安やパニックとどう向き合うかというテーマで、アメリカ人心理学者と対談する回を聞いてみることにしたのです

早速生活に取り入れたいと思うことがたくさんありました

その中でも響いたことは、毎日5分ずつ、精神、体、心、それぞれに良いことをしましょう!

精神に良いことは、瞑想、読書、創造的作業(ものづくりやアート)、自然との触れ合い

体に良いことは、運動(家の中でダンスやダンベル体操、庭でスキップ)

心に良いことは、人と対面できない今こそ、家族や友人に手紙を書いたり、FacetimeやSkypeでテレビ電話したりする

などが例として挙げられていました

2週目に入り、少し体調が戻ってきたところで、外に出て自然に触れ、湖畔でエアロビクスを10分間行うことにしました

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スマホでニュースを見る回数は、1日1回ないし2回までと決めました

こまめにチェックして、何もアップデートされない状態が続くと、その次に新たなニュースを目にしたときに、脳は大きなダメージを受け、過活性してしまうとのことでした

生活スタイルを見直すと、不思議と睡眠リズムは改善しました

私が今できることは、

これまで以上に心身共に健康でいること

病院にお世話にならないようにすること

それが、一番大切だと思います

感染リスクを抱えながら、限られた設備の中、必死に患者を救おうと戦う医療従事者の方々、私たちの生活維持に翻弄している、スーパーや薬局で働く店員、郵便局員、物流関係者の方々をはじめ、この異常事態に家族と離れて社会を支える皆様に敬意を表します

ロックダウン状態にある他国と比べれば、はるかに恵まれている環境に感謝します

ネガティブな側面ばかりに意識が向きがちですが、今まで当たり前だと思っていた、人やものの存在に改めて感謝する良い機会と捉えたら、平穏が戻った後の生き方に大きく活きると思います

 

先週末、小池都知事が都民に対して週末の不要不急の外出を控えるよう要請し、それに追随して近隣県知事も各県民へ、そして全国的に外出自粛ムードになったと理解しています

今日から始まった平日もできるだけ外出を控えるようにとの追加要請があったようで、少しでも人と人との接触を避ける努力を一人一人が実行していけるといいなと心から願っています

ウィルスはあっという間に広がります

高齢者の方、基礎疾患のある方が最もハイリスクであることは間違いありませんが、若くて健康体であっても死に至るケースが世界中で報告され始めています

志村けんさんの死を無駄にしないように、重く受け止め、大切な教訓にしたい

自分は大丈夫、自分さえ良ければ、少し外出したくらいでどうってことない、そんな自分本位の考え方を改めたい

欧米各国のような深刻な事態に至らないように、まだ間に合うなら感染拡大を食い止めたい

海外に住んでいますが、私も日本人の1人としてそう思います

母国が苦しむ姿は、かなり堪えます

一人一人ができること、

皆で手を取り合って社会としてできること、

いま一度整理して、終息という明確なゴールを目指して乗り越えましょう!

私もがんばります!!!!!

志村けんさんのご冥福を心よりお祈りいたします