Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

移動支援サービスPhareのこと〜その4〜

ここ最近の記事は、リアルタイムの話題と過去の出来事の内容が交錯していて、読者の皆様の混乱に繋がるだろうと十分承知しておりますが、お付き合いくださいますと光栄です

再び昨年11月中旬頃の話に戻ります

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

ヘルパーとコーディネーターと席につき、息子を紹介し終わると、ヘルパーに改めてわが家のニーズを伝えました

すると、ヘルパーはなんと息子の学校のすぐ裏に住んでいるとのこと!

すごい偶然だな〜と思いました

さらに、レッスンが行われるプールがあるCPHV(Centre pédagogique pour handicapés de la vue)の場所も彼はよく知っていました

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毎週火曜に他のお子さんの支援で行っているそうで、特に深く説明せずとも「分かります、分かります」と言ってくれるヘルパー

その話しぶりや耳を傾ける姿勢にも、とても好感が持てました

この人なら!と心は決まりました

しかし、唯一残念だったことは、彼は他の仕事との兼ね合いで、年内いっぱいしか対応できない可能性があると言われたことです

また近いうちに、新しいヘルパーを探さなければならない日がやって来る

すでに終わりが目に見えてやや残念でしたが、短期間でも引き受けてくれようとするヘルパーには感謝しかありませんでした

初回は私と娘も同伴して、ヘルパーに学校の先生たちとFair-Playスタッフの紹介、CPHV施設内の説明もしようと思っていました

2日後に迫る木曜に、息子の学校で落ち合う約束をして、移動支援関係の話はすぐにまとまりました

そこで、この前日に届いたTHV(スペシャルタクシー)の書類を見せて、どう理解し対応したらいいのか聞いてみました

書類に目を通してくれる2人でしたが、徐々に2人の眉間にシワが寄っていきました

おそらく彼らも初めて目にする書類だっただろうと思います

制度の存在は知っていても、具体的にどんな書類が家庭に送られるかまでは知らないと考える方が自然です

しばらく2人で、「よく分からないけど、こういうことなんじゃないの?」というようなやり取りをしていたと思われます(笑)

そして、書類を2山に分けて、

コーディネーター(以下、「コ」):これとこれだけが重要書類です。明日の朝、ここに電話してタクシーを予約してみてください。他の書類は気にしなくて大丈夫です

私は性格的に何でも把握しておきたい、ぜんぶ気になっちゃうという完璧主義気質です

まさに自分で自分の首を絞めてしまっていることは間違いないのですが(汗)

そのため、コーディネーターの反応を見て、そんな適当でいいのか?と疑問に思いましたが、私が叶えたいことは、彼らが言うようにタクシーを手配することだけと言えばそのとおりです

彼らに勧められたとおりに、翌日の朝一番で電話をかけてみることにし、それ以外の細かいことは改めてソーシャルワーカーに確認することにしました

ただ、もし万が一予約できなかった場合、日本での感覚でいた私は、公共交通機関で移動してもらうことになるのだろうと思い、交通費などの諸費用をどうしたらいいか尋ねました

ヘルパー(以下、「ヘ」):私は車を持っているので、車で学校へ迎えに行ってプールに行き、帰りもご自宅まで息子さんを送り届けますよ

私:え?車で?よろしいんですか?

ヘ:ハハハ、はい、全く問題ありません

コ: 今回、車を持っているヘルパーを探しました。この場合、彼の運転で移動可能です

私:すごい!驚きました!日本では公共交通機関を利用することが基本ですので。ヘルパーの車で移動することは決してありません

コ:お母さんが一番よく分かっていると思いますが、東京と違って、ここでの移動は公共交通機関では大変ですから。だから、今回Phareを利用しようと思われたわけですよね?

私:はい、全くそのとおりです。本当にありがとうございます!では、車に係る費用、例えばガソリン代や車両保険料あたりはどのようにお支払いしたらいいのですか?

ヘ:1kmあたり0.7フラン(約80円)ご負担いただくことになりますが、たいした距離ではないので、大きな出費にはならないと思います

後日それぞれの距離を調べてみると、学校からCPHV(プール)までが約4km、CPHVから自宅までが約9km、1回あたりおよそ9フラン(約1,000円)を交通費と考えるイメージがつきました

その金額もさることながら、冬の時期は特にレッスンを終えて冷えた体で寒い中帰って来ることに不安もあったので、何ともありがたいと思いました

ということで、スペシャルタクシーの手配を急ぐ必要はなくなり、むしろスペシャルタクシーがなくても全く差し支えないという状況になったのです!!

全く意図せず、ゆっくり時間をかけられることになり、それまで数週間ずっとセカセカしていたので、ふーっと力が抜けて楽になりました

ここに至るまで毎日気を揉みました

普段の生活を回しながら、EPFLが提供するフランス語学習で週3回センターに通い、その合間に電話したり、人と会ったり、、、

ここに来てから、エネルギーを使うことは1日1つだけと決めていたのに、そんな流暢なことは言っていられない日々が続きました

でも、やっと形になりそうな段階まで辿り着いて、「本当によくがんばった、私!」と自分で自分を褒めました

「自画自賛」

ここに来てから、すごく大事だと思うようになりました 

ヘルパーの初支援日の件については、別の記事でお伝えします