Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

Oaiの家庭訪問のこと~その2~

 

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私はほんの確認のつもりで聞いた質問、

「当日は、通訳の方が同席してくれるんですよね?」に対して、女性はこう答えました

女性:いえ、その予定はありません

私 :え?以前にそちらで通訳をつけていただけると聞いているのですが、、、

女性:こちらとしては必要ありませんので、お母さんが必要だと思われるようでしたら、ご自身で手配してください。通訳の手配は、こちらの仕事ではありません。家庭訪問でお伺いする内容は、基本的な質問ばかりです。今この電話で話していて、お母さんの英語力であれば全く問題ないと思います。私の方は、当日までにもう少しうまく英語で対応できるように準備しておきますね

私 :・・・、はー、そうですか、、、私の方が必要だと思えば、私でということですね

女性:そのとおりです

事前に聞いていた話とちがうので、とても困惑しました

しかし、女性は断固として「通訳はつけない、私の仕事ではない」と強調しました

これ以上どうにかお願いしますと言えるような雰囲気ではなく、私は悶々としながら電話を切り、もう一度よく考えることにしました

身辺自立に関するBasic questions(ベーシック・クエスチョンズ)

基本的な質問であれば、答えられるかな、何とかなるかな

と思う自分

家庭訪問は、慎重に、よく準備して臨むこと

3段階のうちのある区分に認定されると、5年間(家庭訪問のサイクルは3年ごととなっているも、実際は混雑や遅延により5年ほどかかるとのこと)は変わらないから

通訳を付けられるなら、それが間違いなく望ましい

と学校、医師、心理士のママ友などから言われたことが引っかかる自分

両方の気持ちに揺さぶられながら、その日は前者の自分が勝りました

何とかなるだろうと

しかし、ひと晩考えたら、翌日は後者の自分が大差で勝りました

後悔したくない

通訳がいたら良かったのに、、、と終わった後に思ったとしても、2回目はありません

後悔を最小限にするために、私はコストがかかっても、手間がかかっても、自分で通訳を依頼して、万全の態勢で臨もうと思ったのです

フランス語の授業が終わってから、以前に学校の看護師と面談するときにも、通訳を手配しようと連絡したところへ電話をかけました

来週火曜の午後2時から、Oaiの家庭訪問があるので、日仏通訳が必要だと伝えると、

男性:Oaiですか?それであれば、先方が通訳を準備すると思いますよ。こういうことによく慣れていますから

やはりそうか、私もOai側が通訳を用意するはずだと思っていたので、私の理解は間違っていなかったと思いました

私 :私もそのように思っていたので、お願いしたのですが、担当の女性に「英語で十分、通訳手配は私の仕事ではない、自分で」と言われまして。なので、今ご連絡しているところです

男性:それは不思議ですね。むしろあちらの仕事だと思いますが。もう一度、その担当に言ってみてはいかがですか?

私 :いや、私からはちょっと。はっきりと"It's not our business"(私たちには関係ない)と言われてしまったので、これ以上私からは言えません

男性:そうでしたか。では、こちらからOaiに連絡してみますので、担当者名と連絡先を教えてください

と言って、代わりにOaiと話してくれることになりました

本当にありがたい限りでした

そして、「通訳を付けることになりました」という結論を心から期待しました

しかし結果は変わりませんでした

今回の家庭訪問では、例えば、着替えやトイレなどの自立性に関する基本的な質問ばかりなので、通訳を介す必要はないと

私が言われたことと全く同じことを言われてしまったと聞きました

でも、そう言われたら、通訳を手配する立場としては、引き下がるしかありません

私もそれ以上、「そこを何とか!」とは言えませんでした

すごーくモヤモヤしました

私が最初に聞いていた話と全然ちがいました

私は人と人を比較することが嫌いですが、言わせてください

Oaiの担当女性の英語は、十分とは言えません

もちろん私も十分でありません

込み入った話となれば、適切な表現が見当たらなくて、とても葛藤します

息子の話は、いつだって込み入った話

言葉の部分については、基本的に何でも自分の力でやって来ましたが、息子の学校の看護師と話したときに、初めて日仏通訳の方に同席していたただいて、これまでにない爽快感を体験しました

言いたいことがすべて言えた

相手にも細かいニュアンスまで、ちゃんと伝わっている

その感覚がとても心地よかった

だから、今回も当日は大丈夫!と安心していました

しかも、今までのどの面談よりも大切に、慎重に進めたいと思っていました

これで区分(軽度、中度、重度の3段階)、つまり給付額が決まるからです

大袈裟に言おうとか、ウソをでっち上げようとか、そういうことではありません

息子の状態、家庭の状態、すべて包み隠さず明らかにして、そこに対して妥当な給付額を決定し支給してもらうこと

小さな齟齬でさえ、生み出したくなかった

ずっとずっとそんな思いがありました

しかし、私の希望は叶わなくなってしまったのです

またしても、自分一人でやりきらなければならなくなりました

でも、通訳の方に同席してもらおうと、最大限の努力はしたつもりです

結果は残念でしたが、そこに対して後悔はありません

私がやれるだけのことはやりました

「身辺自立に関する基本的な質問」

提出した書類を見返しながら、想定される質問を考えて、こう聞かれたらこう答えようとか、あの話も関連して出そうとか、当日までにシミュレーションを重ねました

実際に見てもらった方がいいもの(例えば、前後が分かるように印を付けた衣服)は、あらかじめ手もとに準備して当日を迎えたのです

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