Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

スイス、子供たちの学校が再開しました

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、3月16日から休校となっていましたが、本日5月11日より再開されることになりました(なお、全学校ではありません)

7週間の自宅待機期間が終わります

ロックダウン生活が始まったばかりの頃は、大変苦労しました

ヴォー州は遠隔授業という形が取られたからです

娘の場合は、学校から家庭学習教材が配布され、担任から毎日メールやWhatsAppで指示が入り、私はすべての教材に目を通して、日々の指示を把握する必要がありました

息子の場合も、娘の学校ほど早い対応ではなかったものの、Zoom(オンライン会議を行う場合に使用されるアプリ)を重ねて、息子と自宅で取り組めそうな課題や体を使った運動について意見交換しながら、進める必要がありました

私は「休みではないので、ちゃんとやらなければ!」という責任感が強く働くも、子供たちは5分座っているだけで限界という状態で、家庭で学習するという意識づけをとても難しく感じました

娘が息子の課題を見て、「そっちの方が簡単そうで楽しそう」と言うので、息子の学校から娘用に同じプリントを送ってもらったこともありました

同じ課題であれば、2人同時にできるかと思いましたが、それはもうカオス、破茶滅茶でした

私が片方に取り合っている間に、もう片方が勝手に進めて違うことをしてまたやり直しというやりとりが続いて、結局みんなでイライラして終わりました(失笑)

息子との時間、娘との時間、それぞれ別々に確保しなければいけないこともよく分かりました

彼らのモチベーションを高めるような工夫をできたら良かったのだと思いますが、私はプレッシャーばかりのしかかって、夜眠れなくなる日々が続き、これではダメだと思ってから自分を追い込むことを辞めました

その後は、毎日子供たちに「プリント1枚だけでもやろう」と声かけだけするようして、それ以上の強要はしませんでした

やる気がないのに無理やりでは身にはならないし、付き合う自分も疲れるからです

課題をこなすことより、家族で長い時間を共にすること、できるだけ穏やかに過ごすこと、体調を崩さないこと、閉鎖的な生活の中で楽しめることを探して共有することの方が大切だと思うようにしました

すると、心は晴れて、自分のフランス語学習に没頭するほどメンタルは回復しました

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(自宅待機期間中に娘が完成させた作品の1つです)

とても不謹慎ですが、ロックダウン生活は私にとってプラスであり同時に平和でした

プラスだった理由

それは、普段どおりの生活の中では、ここまでフランス語に身を入れられなかっただろうと思うからです

Youtubeでありとあらゆる動画を見て、取捨選択も経て、ようやく自分に合った勉強法が確立されてきました

平和だった理由

それは、外の世界が動いていなかったからです

未だに滞っている手続きも今はどう頑張っても動きませんし、必要にも迫られていないので、結果的に動く必要がありません

元の生活が戻ったら、また日々の生活に追われることになる、

自発的に、積極的に動かなければいけなくなる、

他人(友人は除く)との関わりも増えていくことになる。。。

もちろん、この生活がずっと続いては困るのですが、少しずつ元の生活に戻っていくことに対して、気が重いと感じてしまう自分もいます

それでも、前を向かなければ!!

もっとフランス語に自信がつけば、気持ちは楽になって生活にハリも出ると信じて、この期間取り組んできたのですから!!

 

5月11日から学校再開

4月16日にその発表があったときは、素直にホッとしました

しかし、外でバッタリ会ったママさんと立ち話をしたときに、彼女は「時期としてまだ早すぎる、私は学校が再開となっても絶対に娘を行かせないわ!学校より何よりわが子の健康を守ることが親の務めよ!」と、興奮と不満をあらわにしながら訴えました

それを聞いて、当然の意見だと思いました

私にも、心配はあります

人と人が接触する機会が増えれば、リスクは高まりますし、スイスの医療体制に不安があることも事実ですから

そうは言っても、いきなりロックダウン前と全く同じ環境に戻るわけではありません

娘の場合、18人いるクラスを1Pと2Pに2分割して、娘は今日から2週間は月水金の3日間登校することになりました

家庭として注意すべきルールは、毎日清潔な衣類を着用すること、マイ水筒を持参すること、中休憩に食べるおやつを他の子と共有しないこと、エプロンを持参すること

学校としては、1日に2回教室を消毒すること、子供たちにこまめな手洗いを促すとの説明がありました

子供同士ではソーシャルディスタンスのルールはありませんが、娘には可能な限りお友達と距離を取るように伝えました 

一方、息子の場合は娘の学校と比べてかなり慎重でした

まずは、家庭内に65歳以上の高齢者、本人を含めて免疫機能が弱い者や持病がある者などハイリスク群に属するメンバーがいないかどうか、またこの休校期間中に新型コロナウィルスに罹患していないかどうかなどの確認作業があり、その上で登校するか否かを回答して返送するスタイルとなっていました

これまで息子と過ごしてきた中で、彼の免疫機能が著しく低いと感じたことはありませんでしたが、本人が体調不良を訴える難しさゆえに、息子の登校については私自身も悩ましいと思っていました

しかし、ずっと家で過ごす息子を見ていて、社会活動が必要だと痛感した日々でもあり、学校と衛生管理や運営方法をしっかり確認した結果、登校することに決めました

もともと4人クラスではありますが、さらに2分割して、息子は今日から4週間は月木の2日間登校することになりました

さらに、学校にいる時間は5時間のみと、通常時よりも短縮授業となっています

各生徒の登校時刻及び下校時刻をずらすこと

子供2人と大人2人のグループになって活動すること(給食も含む)

スクールバスを利用する場合には、同じグループの子供同士で乗車すること

つまり、家を出た時から家に帰るまで接触する人物を統一し、感染リスクを最大限抑制するとの説明を受け、心は決まりました

100%の安全など存在しませんが、学校が全力を尽くして、子供たちを受け入れようとする姿勢も決め手になりました

スクールバスは密環境となるので、利用を控えて夫にレンタカーで送迎をお願いしようかとも思いましたが、バス内ではマスクを着用する良い練習の機会と考えて、スクールバスを利用することにしました

息子と一緒に「この時間だけはマスクしようね」と約束して練習したいと思っています

今は万が一の事態に備えて、私が落ち着いて対応できるように、かかりつけ医に流れを確認しているところです

不安や心配を並べたらキリがありませんが、これまで以上に子供たちの様子や体調の変化に注意を向けながら、前に進んでいこうと思っています 

娘は久しぶりの学校でしたが、朝の仕度を積極的に進めて笑顔で「行ってきまーす」と出て行き、昼食に一旦帰ってくると「あー、久しぶりに勉強して疲れたよー」と言いながらも、声に喜びや充実感が感じられて、 私も胸をなで下ろしました

わが子を含め、子供たちが誰1人体調を崩すことなく、元気に楽しく過ごせたらいいなと心から願っています

日本では3月2日から休校措置が取られ、今もなお継続されているので、日本のママさん達、パパさん達のご苦労は我々の比ではないと思います

日本もあともう少しの辛抱だと信じています 

昨夜は不安いっぱいで眠れませんでしたが、今日娘の笑顔を見て、やっぱり学校っていいなと思いました

世界中で子供たちの笑顔や笑い声で溢れる日常が戻りますように!

最後に、私のフランス語ですが、、、今日フランス語で会話するママ2人に耳を傾けてみました

すると、驚くほど聞けるようになっていたのです

そこに参加することはまだまだ難しいと思いましたが、まずは聞ける耳を作ることにおいては、着実な進歩を感じました

これからも頑張ります!!!!!