Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

きょうだい児への伝え方のこと

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

「きょうだい児」

障がいや病気をもった子の兄弟姉妹のことを言い、わが家の場合、娘がきょうだい児にあたります

これまで娘からどうして兄は自分と違うのか等聞かれることがなく、とにかくいつも兄を大切に思い、時に手を貸す娘がいたので、見守っていました

が、ロックダウン生活及び制限が緩和される過程において、気になる発言が何度かありました

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どうして自分は兄よりも年下なのに、兄よりも難しい課題を与えられているのか

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自分も兄のような簡単な課題をやりたい

どうして兄は自分よりも年上なのに、お話ができないのか

「あー」とか「うー」とかばかり言っているのは、どうしてなのか

E(台湾人ママの娘さん)の家はお兄ちゃんもEも同じ学校に通っているのに、どうして自分たち兄妹は違う学校に行っているのか

どうして自分は毎日学校に行っているのに、兄はまだ家にいるのか

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その中でも私が最も引っかかった発言は、「どうしてお話ができないのか」

娘が「できない」という言い方をしたことです

言葉はコミュニケーションツールであり、能力ではないので、できる/できないというものさしで図ることではありません

そして、その後「私が言葉を教えてあげる!」と張り切って、息子のところへ行き、「ママ」「パパ」「〇〇〇(娘の名前)」を何度も息子に言わせようとしたのです

息子本人は、必死で真似して言おうとしているはずです

しかし、明瞭な音が少ないため、その部分に対して娘はしつこく食い付きます

「そうじゃない、ちがうよ、よく聞いて、もう一回言ってごらん」

最初は、妹の期待に応えようとしていた息子でしたが、彼も次第にイライラが募り、ついに大きな声を出して跳び始めたのです

それでもめげない娘は、夫や私のところに来て、「どんな言葉を覚えてもらったらうれしい?」と聞こうとしました

夫は娘に取り合い、実際にいくつか候補を挙げていましたが、私は「◇◇ちゃん(息子の愛称)は今の◇◇のままでいい、覚えてほしい言葉もない」ときっぱり断りました

そしてようやく娘も諦めたのでした

娘の行動は目に余るものがあって、私も咄嗟につい感情的になってしまいましたが、同時に娘に正しい知識を教える時が来たのだと思いました

今、世界各地で行われている#blacklivesmatterデモ

人種差別も障がい者差別も、正しい教育がなされていないから

同じ事が繰り返されてしまう根本は、そこに尽きると思います

私はせめて、最低でも、わが子には正しい知識を教えていきたいです

では、どうしたらいいのか?

私は慎重に進めたいと思い、息子の学校の協力も得ながらよく考えました

この続きは次の記事でお伝えします