Lausanner from Tokyo

スイス、ローザンヌでの家族生活、子育て、夫のEPFL留学、障がいのある人のことなど、リアルな情報を発信します

この家族なくしてスイス生活は語れない

本ブログで過去に触れたことがある家族がいます

この家族なくして、私のスイス生活は語れません

日本を発つ前に、息子の保育園時代のママ友から紹介してもらった家族

まだ会ったこともないのに、スイスの予防接種表の写真を送ってくれたり、息子をスイスに連れて行くにあたり、有意義な連絡先を調べて教えてくれたり

スイスに来る前から、親身になって手を差し伸べてくれました

「スイスで待ってるね、気をつけて来てね」というメッセージが、日本で受け取った最後のLINEでした

スイスに来て1ヶ月後には、Vevey(ブベー)にある自宅に招待してくれて、私は初めてラクレットをご馳走になって感激したことを覚えています

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その後、わが家でもラクレットセットを買って、事あるごとに作っていたら、今はやや飽きてしまいました(失笑)

スイスのチーズは美味しいですが、とーっても濃厚!!

2〜3口食べたら、お腹いっぱいになります(どちらかというと、胸焼けの方かも。。。)

一方、娘はお姉さんに日本語でたくさん遊んでもらいました

後に、娘はこのお姉さんのホッケー姿に一目惚れして、「私もやりたい!」と人生初の習い事を始めるきっかけとなりました

 

lausannersfromtokyo.hatenablog.com

 

「困ったらいつでも連絡してね」と声をかけてくれる温かいご夫婦

オランダ人のご主人様とタイ人の奥様のカップルです

過去に、神戸と東京で暮らしたことがあって、日本に限らずオーストラリアでも生活した経験があります

そして、スイスに長く暮らすつもりで数年前に移住したとのこと

私は彼らに会うたびに、「スイス生活がキツい、日本に帰りたい」と正直な気持ちを漏らしていました

そんな去年の夏、海外生活経験が豊富なご主人から言われたことがありました

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僕たちもここの生活が軌道に乗るまで2年かかったよ

正直言って、こんなに時間がかかると思っていなかった

僕の場合は、生まれ育ったヨーロッパに帰ってきて、言葉の問題もないわけだけど、それでも苦労したよ

僕たちの経験から、新しい生活に適応するには、同じ環境を2サイクルこなす必要があると思う

◯◯(私の名前です)たちの場合は、もっと時間がかかると思うよ

今は、旦那さんは学生だけど、これから就職するとなったら、また今の環境とは変わるわけだから

時間がかかって当然、順応できないって焦らなくていい

今、日本に帰ったら帰ったで、それはまた苦労するんじゃないかな

ましてや日本に帰ったら、もうこんな景色はないよー

ーーーーーーー

と言って、目の前に広がる壮大な風景を指さしたのです

これは、ちょうど1年前くらいの出来事です

あの頃は、分かるような分からないような、、、何となく腑に落ちない自分がいました

たしかに、ここの景色は美しく、日本に持って帰りたいくらい、本当に素晴らしいです

「日本に帰ったら帰ったで苦労する」

元に戻ることに多少は葛藤するかもしれないけど、言葉の壁はないし、制度やシステムは知っているし、まだ今なら、半年ほどの期間くらい、すぐに溝は埋められるんじゃないかと思う自分もいました

でも、経験豊富な先輩の言葉は私に深く響いたのです

いつもどこかでご主人の言葉を思い出していました

母親という立場での初海外生活

英語圏ではない国

わが家にはスペシャルニーズの子もいる

葛藤して当然、時間がかかって当然、無理に順応しようと頑張らなくていい

少しずつ自分で自分を追い込むことをやめました

 

あれから1年が経った今、ご主人の言葉がすごくよく理解できます

まだまだスイスの生活が板についたとは言えません

新しい人に出会うたびに、「スイスの生活は好き?」とよく聞かれます

が、それに対する答えは、今でもその時その時のメンタルの状態に大きく左右されてしまうほど相変わらず不安定です

それでも、1年前と比べたら、ここを離れることがより惜しくなりました

もう少し、ここにいてもいいかな

特に今は夏で、私が一年の中で最も好きな季節

ヨーロッパの夏は日が長く、サンセットタイムは癒しと至福の時間です

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今年の夏もこの家族に会いに行って、あれから少ーしだけ成長した姿を見せられたらいいなと思っています